DIYペイントの道具選びハケのメンテナンス
油性ペンキの場合は、ハケのあとが残りにくいこととシンナーで洗う必要があるので安いハケの使い捨てがよいでしょう。水性ペンキは塗った時にハケのあとが残ります。ここでは水性ペンキを使ったハケの上手な洗い方を紹介します。
塗るとき
ハケの全部にペンキをつけないこと。全部につけてしまうと、根元の方までペンキが入り込み洗うのに時間がかかります。
また、この方が綺麗に塗ることが出来ます。
洗う時
水を流しながら根元から水分を含ませて毛先の方向へ絞るようにペンキを押し出します。
繰り返していくうちに、濁った水が出ないようになります。
水中につるす
毛先が底面につかないように水中につるします。
こうすることで洗いきれなかったペンキがにじみ出てきて底面にたまります。一晩つけておくとペンキのほとんどが洗い出されます。
向きに陰干し
乾かす時は日陰で乾かしましょう。直射日光だと毛が傷むことがあります。
そして最も重要なのがハケの向き。下向きに干すと、少しだけ残ったペンキの成分が毛先で固まってしまいます。
上向きに干すと、根元の方にペンキの成分が移動するため、次の塗装の時にもしなやかなハケとして使用できます。
保管するときは、毛先に寝癖が付かないようにすればOK。最もオシャレな方法は、つるして保管ですね!
油性用ハケのプロの保管方法
塗装のプロである職人の方々は、ハケ専用の保管箱に液を入れ、吊して保管します。ポイントは2点、容器を密閉させ、塗料の色で保管箱を分けることです。
ハケ専用の保管箱は、刷毛保管箱、刷毛保存缶などの名称で販売されています。保管箱の中にシンナーやラッカーシンナー、油などの保管液となるものを入れ、ハケを吊るし、毛先は液に浸る状態で保管をします。
保管液にはシンナーを使う方が多いですが、職人さんによって全く異なります。シンナーやラッカーシンナーのほか、エンジンオイルや、サラダ油、家庭で揚げ物などに使った使用済の油を使う人もいます。
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