DIYペイントの塗料選び木材の塗料選び
木材用の塗料にはたくさんの種類があります。大きく分けるとステイン、ニス、ワックス、オイル、ペンキの5種類になります。ホームセンターなどでよく売られている数種類の木材との相性を見てみましょう。
無垢材とは、木を切っただけの木材です。
どの種類の塗料でも塗ることが出来ます。全ての木部用塗料はこの無垢材に塗ることを前提としています。
ただし、ホームセンターで販売されているSPF材には防腐のためにロウが塗られていることがあります。
この場合水分をはじく性質を持つため、水性塗料が塗りにくくなります。オイルやステインでも浸透しにくくなってしまいます。
このような木材の時は、やすりで表面を一層剥がす必要があります。
集成材は小さな無垢材のパーツを接着剤でつなげて大きくしたものです。
そのため、使える塗料は無垢材と同様です。
ベニヤやラワンなどを1~2mmくらいに薄くスライスし、貼り合わせたものです。
表面上は無垢材と同じですが、これらの木材の表面は粗いです。そのため、塗料の吸い込み量が多くなります。
着色系のオイルやステインで塗装した場合は、サンプルカラーよりも2倍ほど濃い色になります。
ニスやペンキで仕上げることがおすすめですが、そのまま塗っても平滑な塗膜とはならずに、木目の粗さがそのまま表面に現れます。
きれいな表面に仕上げるためには、木部用パテまたは、との粉を使用して平滑な面にしてから塗装するとよいでしょう。
木片を集めて透明の接着剤で固めたものです。この接着剤はプラスチックと同じような性質をもち、合板の表面にも塗られています。
そのため、浸透系のオイルやステインは塗ることが出来ません。
木目を残しながら着色をするにはニスを使用します。木目も消して色を付ける場合はペンキを使用します。
水性タイプを使用するのであれば、合板の表面に小さな傷をつけておきましょう。320番の紙やすりで全体が白く濁る程度まで研磨します。油性タイプのペンキやニスを使用するのであれば、研磨作業は不要です。
OSB合板のツヤをもっと出すには、無色のワックスを使用します。
木を繊維レベルまで細かくして、接着剤と混ぜ合わせて圧力をかけながら固めたものです。
下地処理いらずで塗りやすい合板です。水性ペンキで仕上げるのが最もよいでしょう。
オイルやステインなどの浸透系塗料も使用できますが、木目がないため美しい仕上がりにはなりません。
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