DIYペイントとプロの塗装家庭用塗料と業務用塗料
ペンキ塗装は昔に比べてずいぶん、一般家庭にも浸透してきました。近年のDIYブームでは、塗装や塗料の扱いも含み、楽しむ人も増えてきています。プロの職人さんが使用している業務用塗料と家庭用塗料は、どう異なるのでしょうか?
外壁塗装をプロが行う時、おおよそ3段階の工程に分かれます。
下塗りに密着性をよくするプライマー、もしくは錆止め。中塗りに塗面を整えるフィラーやサーフェーサー。そして上塗りへと工程が移ります。それぞれの段階に専用の塗料があります。
さらに下地の素材や状態と中塗り・上塗りに使用する塗料によって最適な下塗り材を選択する必要があります。
一方、家庭用塗料はだれが塗っても1回か2回塗りで仕上がるように作られています。
家庭用塗料をだれでも簡単に使えるようにするということは、業務用塗料の下塗り・中塗り・上塗りの全ての要素を1種類の塗料に含める必要があります。
リンスインシャンプ―のようなもので、その性能は劣ります。特に屋外で使用する場合は密着性の点で劣るため剥がれやひび割れ、下地が鉄の場合は錆が早く発生します。
ただ、上塗りの「見た目を好きな色で美しくする」という効果は業務用塗料と同等の性能があります。
業務用塗料と家庭用塗料では販売方法が異なります。
家庭用塗料はホームセンターなどで購入することが基本であるため在庫コストがかかります。
業務用塗料は塗料専門店で販売されていますが、基本的な塗料以外は受注後の生産になり在庫コストが抑えられます。
また、プロモーション費用やパッケージデザイン費用もかかりません。そのため、同じ容量と性能の塗料の価格を比較すると何倍もの差があることがあります。
ただ、家庭用塗料でも在庫コストのかからないインターネットショップで注文すると安い価格で購入することが出来ます。
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