OAフロアを安心して導入するために樹脂製OAフロアの耐久性とメンテナンスについて
樹脂製のOAフロアは金属製などの素材のものに比べ耐久性が劣るのでは?という疑問に対し、RESTAが各メーカーに問い合わせをし、樹脂製OAフロアの耐久性やメンテナンス方法を調査してみました。これからOAフロアの導入をお考えの方に安心してお使いいただける情報をお伝えいたします。
樹脂製OAフロアの耐久性は?
樹脂製品の劣化の過程は、紫外線や熱などの影響によって表面が酸化し、分子の切断が生じます。
これと同時に表面にカルボニル基が発生し、それが徐々に内部に進行していくため、内部の分子量が低下し樹脂強度の低下(劣化)に至ります。
プラスチック製品を紫外線にさらされる戸外に置くと、表面の色が褪せてボロボロになっていきます。
しかしOAフロアの場合は、そのような環境下で使用されることはありません。それどころか、表面の仕上げの床材によって保護されている状態です。また、樹脂製の場合は金属製のように腐食が発生しません。
メーカーからの回答でも、規格上の耐用年数は10年ということになっていますが、実際の耐久性は10年以上経過しても、ほとんど強度は変わらないということです。
オフィスの環境や使用状況によって異なりますが、耐荷重制限を守り普通に使用されれば、数十年は持つのではないかと思われます。
現在のところ、経年による破損などユーザーからの情報も全くないということです。
樹脂製OAフロアの
メンテナンスは?
樹脂製OAフロアは、基本的にメンテナンスは不要です。
これは、OAフロアの上にカーペットなどの床材を張るため気密性が上がり、埃などの侵入が少なく汚れにくいためです。
しかし、床下に通気口などがある場合はこれに該当しません。
空気の流通と同時に埃も侵入するため、定期的に埃の除去などをする必要があります。
OAフロアを使用する上での注意点
OAフロアを設置する場合、耐久性を持続させるためにも以下のようなポイントに注意しましょう。
・偏った重量がかからないようにする。
OAフロアの一部分に重量がかかると、変形や破損の原因になります。
・重量物の移動に注意
重量物を引きずっての移動や、台車での移動などはOAフロアを傷めることがあります。移動する場合は9mm厚以上のべニヤ板などを敷くようにしましょう。
・OAフロアに水がかからないようにする。
タイルカーペットなどをクリーニングする際は、高温のスチームや水を使用するクリーニングはできません。クリーニングは水を使わないタイプをおすすめします。
・室内の換気に注意
湿度の高い部屋や長時間使用されない部屋の場合は、換気に注意して定期的に掃除もしましょう。
・OAフロアを施工の際は温度の変化に注意
樹脂製品は温度の変化によって、寸法が変わることがあります。
温度が高温になると膨張するため、冬場の施工でパネル同士を詰めすぎてしまうと、夏場に膨張して突き上げが発生します。
また夏場の施工で隙間を取りすぎると冬場に収縮して目地隙が発生します。詰めすぎや隙間の取りすぎに注意しましょう。
樹脂製OAフロアは、メンテナンスが不要で耐久性にも優れているため、皆さまにご安心してお選びいただけます。
そして、さらに耐久性を維持するためにも、各商品のカタログに記載されている施工方法や注意事項を守り、長期間に渡り快適にご使用していただきたいと思います。
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