オフィス環境からOAフロアを選ぶ樹脂製OAフロア選びの
ポイント
オフィスの規模やOA機器の量、オフィス環境によってOAフロアの選び方が違ってきます。今回は、「OAフロアを採用したいが、どんなことに注意したらいいのかわからない…」というお悩みを持つ、初めて樹脂製OAフロアを選ぶ方に向けに、選ぶ際の注意点をご紹介します。
失敗しないOAフロア選びの
ポイント
まずは、樹脂製OAフロアを
導入できる環境か?
まず、OAフロアを導入できる環境かどうかの確認を行いましょう。
樹脂製OAフロアは不陸調整ができないため、施工面の床が不陸な(凹凸があり水平でない)場合は導入できない可能性があります。
凹凸のある床面に設置してしまうとガタツキが生じるため、せっかくのOAフロアが快適に使用できません。
不陸は目視で確認できない場合もあり、できれば専門業者に現場の確認をしてもらうと安心です。
不陸がある場合は、下地調整を行う必要があります(多少の不陸の場合はアンダーレイシートを敷設することで、下地処理が必要ない場合もあります)。
OAフロアの高さを選ぶポイント
樹脂製OAフロアは、各メーカーによって50mm~100mm程度まであり、溝配線タイプなら30mmの薄型タイプもあります。
OAフロアの高さは、配線収納量に直結します。現在オフィスでお使いの配線量を基に検討しましょう。
一般的なオフィスの場合は50mmの高さが選ばれていますが、OA機器の量が多いオフィスや、今後増設する可能性があるなら70mmや75mmも検討してみましょう。
しかし段差が大きくなるデメリットがあるため、慎重に選ぶことをおすすめします。
オフィスの天井高にも注意が必要です。オフィスの広さにもよりますが、天井高が2.5m以下の場合は圧迫感を感じます。
最初に天井高を測ることも忘れないようにしましょう。OAフロアを設置しても、天井高が2.5m以上確保することができれば問題はありません。
天井が低いオフィスの場合は、薄型タイプでも配線収納量の多い溝配線タイプなどの採用をおすすめします。
OAフロア選びの際に
確認するポイント
その他にもOAフロアを選ぶ際の確認ポイントは色々あり、以下のようなポイントも注意して選ぶようにしましょう。
・耐荷重性能の確認
OAフロアはどの製品も2000N・3000Nなど、耐荷重性能が表示されています。耐荷重性能とは、1㎡あたりに最大で何kgまで搭載可能かという性能を示しています。
2000Nの場合は最大約200kgまで搭載することができます。
一般的なオフィスの場合は3000Nが最も多く選ばれていますが、小規模オフィスなどは2000Nでも充分でしょう。
現在オフィスで使用している最大重量物の重量を確認してから、選ぶようにしましょう。
・施工性の確認
DIYの場合などは施工性も重要です。配線の取り出しやすさやジョイント部分の安定感なども確認しましょう。
置敷式OAフロアは、床の保護や滑り止めのためOAフロアと下地床の間にシートを敷き込む必要があります。
手早く設置したい場合は、シートを敷設する必要のない脚キャップ付きのOAフロアも販売されているので、このタイプのOAフロアもおすすめです。
・設置後の配線アクセスのしやすさ
OAフロアの設置後も、ネットワークの増設やオフィスレイアウトを変更する場合など、フレキシブルな対応が可能かなどの確認をしておきましょう。
・公的な機関で性能評価されているか
JAFA規格(フリーアクセスフロア工業会が認定する性能評価)対応製品は、厳正な試験結果を基に性能評価しており、安心してご使用いただけます。
・樹脂製のOAフロアの特徴を知っておく
樹脂製OAフロアは、手軽に低コストで、建物への負担も少なくオフィスをOA化できることが最大のメリットですが、樹脂製ならではの特徴があります。
その特徴をよく理解した上で選ぶようにしましょう。樹脂製OAフロアは、ガタツキが発生する場合や樹脂製特有の歩行感になります。
樹脂製OAフロアの
ガタツキの原因は?
OAフロア施工後に最も多いトラブルがガタツキです。
施工後のガタツキは、以下のような原因が考えられますが、自分で調整できる場合とできない場合があります。
・OAフロアに配線が挟まっている
・耐荷重性能に適合されていない重量物を搭載している
・下地処理が適切に行われていない
・経年による劣化
他にも、様々な原因によってガタツキが発生する可能性があります。
まずはガタツキのある部分をチェックし、耐荷重オーバーの場合は積載量の負荷を分散するなどの措置を行いましょう。
下地調整などに問題がある場合は、専門業者が必要になります。
OAフロアを設置した後に問題が発生すると、二度手間になり大変です。事前に確認すべき点はしっかり確認してから選ぶことをおすすめします。
まずは、自社オフィスの天井高や配線量・オフィス什器の重量などから確認を始めましょう。
そして最も大切な製品の性能のチェックはカタログなどで確認することをおすすめします。自社に最適なOAフロアを選んでくださいね。
OAフロア教室
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