床材はなにで選ぶ?フローリング材選びについて考える
初めてフローリングを選ぶとなったら、まずは何から知ればよいか?疑問に思われることもあるかと思います。そんな方へ、フローリングの種類についてと種類による性質の違いについてをご説明いたします。
住まいの洋風化が進んだ現代、フローリング材が洋室の床材として広く使われるようになっています。
フローリング材は木質系の床材で、主に、無垢材と複合材に分けられます。
床は内装を構成する要素のうち大きな面積を占め、つねに体に触れている部分ですから、リフォームなどのときは、よく考えて床材を選びたいものです。
そこで、今回はフローリング材選びのヒントになる、無垢材と複合材のそれぞれの特徴についてお伝えします。
無垢材とは、使用する形状に丸太から直接切り出した木材で、いわゆる1枚板のことです。
無垢材のフローリング材は、天然木本来が持つ温もりや調湿性、断熱性を活かしたもので、自然志向の人を中心に人気があります。
天然木をそのまま使うことから、原料となる木の種類によって木目や色が異なります。
同じ樹種のフローリング材でも木目と色の微妙な違いがあり、経年により味わいが深まります。
無垢材の特長を活かすには、化学塗料ではなく、蜜ろうなどの自然系ワックスやオイルで仕上げるのがおすすめですが、1〜3年程度で塗り直しが必要です。
また、水などをこぼすとシミになりやすいので、すぐにふき取るようにします。エアコンや床暖房、湿気などの影響で反ったり、収縮、膨張する可能性もあります。
フローリングの複合材とは、合板などの基材に薄くスライスした突板(つきいた)と呼ばれる天然木の板や木目をプリントしたシートを貼ったものです。
表面に天然木を使っていても、ウレタン系の樹脂の塗膜でおおわれたものが多く、肌触りは無垢材とは異なります。
とはいえ、近年は突板を厚くし、無垢材の質感に近づけた製品も登場しています。
木目や色が均等で、反りや縮みが出にくいことが複合材の大きな特長です。
さらに、表面にキズがつきにくい、水濡れに強いなどの加工を施したものや遮音性能のあるものなど、豊富なタイプがあります。
フローリング材選びでは、どのような場所・目的で使いたいかを考えることが大切です。
例えば、マンションでは、防音についての規約があることがほとんどなので、遮音性能のある複合材が適しています。
また、戸建住宅で室内空間にこだわって空気を汚さない床暖房にしたい場合には、床暖房対応の無垢材フローリングもあります。
このように、無垢材、複合材ともいろんなタイプがあるので、目的に合わせて設計者やリフォーム業者とよく相談してくださいね。
そして、ショールームに行ったり、サンプルを取り寄せるなどして、実物の質感を確認してから決めましょう。
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