普通のフローリングとどう違うの?シートフローリングとは
シートフローリングは、技術の進歩によって目覚ましく進化し、種類も大変豊富にラインナップされています。しかし「シートフローリングって普通のフローリングとどう違うの?」という方も多いと思います。今回はシートフローリングについて詳しくご説明いたします。
まず、フローリングには無垢材単層フローリングと、複合フローリングに分類されます。
複合フローリングはさらに、合板などの基材の表面に無垢材の突き板や挽き板を貼り合わせたものと、化粧シート(樹脂フィルムやオレフィン、紙などのシートに木目柄や石目柄を印刷したもの)を貼り合わせたものに分類されます。
シートフローリングとは、この化粧シートを貼り合われて作られたフローリングを指します。
※突き板とは木材を薄くスライス(0.3mm程度)して、表面化粧材にしたもの。挽き板は木材を2mm程度に切り出して基材(合板)に貼り合わせたもの
近年、印刷技術の進化によって、本物と見分けが付かないようなシートフローリングが開発されています。シートフローリングの特徴やメリットを以下にご紹介いたします。
・品質や仕上がりが均一
・施工性に優れている
・デザインが豊富
・木肌の凹凸感など、樹木特有の質感を表現したものもある
・凹みに強くキャスターや車イスの使用も可能
・すり傷に強い
・汚れが落ちやすい
・ワックスフリーである
・床暖房やホットカーペットにも対応可能
・抗菌加工されている
・価格が比較的手ごろである
最近では、アンモニアに強い商品も開発されていて、ペットのいる家庭やトイレにも使用できるものもあります。
日ごろのお手入れは、ゴミや埃を掃除機などで取り除き、乾いた雑巾やモップで拭くだけです。
汚れが酷い場合は、ゴミや埃を取り除いた後、中性洗剤を含ませた雑巾で汚れを拭き取るようにします。
お手入れはこれだけで長期に渡り美しさを維持することができます。ワックスフリーなのでワックスは必要ありません。
化学雑巾・モップを使用する場合はドライタイプを使用しましょう(水濡れ箇所での使用やフローリングの上に長時間放置しておくと、フローリングが変色することもあるので注意)。
また、木質系床材は水に弱いため、高温スチーム洗浄機の使用は避けるようにしましょう。
濡れ雑巾などの頻繁な使用も、継ぎ目から水分が入り膨れや隙間などが生じる可能性があるので注意しましょう。
シートフローリングを長期間美しく使用するためには、日ごろの注意も必要です。シートフローリングの使用上の注意点を以下にご紹介いたします。
・傷が付きにくいといっても、木質系床材なので使用方法によっては傷が付くこともあります。金属製や球状のキャスターの使用は避けましょう。
・スリッパの裏に砂などが付いていると傷が付くことがあります。
・車イスを使用の場合、屋外から室内へ入る際は、砂などが付いていないか確認しましょう。砂で傷が付いたり、目地に入ったりして取れなくなることがあります。
・木質系床材の表面は水などに強い仕様にしていますが、基材は水を嫌います。長時間濡れたままにしておくと、継ぎ目から水分が入り込むため注意しましょう。
・重量物を置く場合、脚部に保護板などの設置が必要です。
以前はどうしてもチープ感があったシートフローリングですが、近年はメーカーの技術開発によって、品質・機能性とともに、高級感のある商品がラインナップされるようになりました。
お手入れに気を使うことなく気軽にフローリングを使用したいが、やはり見た目も重視したいという方にもおすすめできる商品が豊富です。
使用する場所や用途によって、最適なシートフローリングを選ぶようにしましょう。
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