無垢フローリングのタイプとグレードについて｜RESTA DIY教室

・OPC
ワンピースの略。1本の木からフローリングの長さ（1820mm）を切り出した一枚物の無垢フローリングです。
1本の丸太から一定の長さを確保できる量に限りがあるため高価になります。ソリッドとも呼ばれます。
 

・UNI
ユニと呼ばれるタイプで、縦方向に4～5枚繋ぎ合わせて定尺（1820mm）にしたフローリングです。繋ぐ枚数はメーカーによって異なります。
 

・FJL
小さなピースの無垢材を1枚の定められた長さや幅にするため、縦方向にも横方向にも繋ぎ合わせて作られたものです。
横には2枚～5枚継ぎがあり、2枚継ぎのものは2P、3枚継ぎは3Pと表示されています。（PはPieceのこと）
 

・乱尺フローリング
乱尺フローリングとはフローリングの長さが一定ではなく、一般的には300mm以上の様々な長さのフローリングの四方に本実加工が施されたものです。

一見するとユニタイプと似ていますが、ユニタイプは特徴の似たものを1枚のフローリングにしているため、乱尺フローリングに比べて均一的に見えます。
乱尺フローリングの場合は1枚1枚の材をより強い個性として表現することが可能です。

無垢フローリングの標準的な長さは1820mmで、通常1ケースに半坪（畳1枚）分入っています。

75mm幅なら12枚、90mm幅は10枚、150mm幅は6枚です。乱尺の場合は90mm幅の場合は18ｍ（半坪）分入っています。

幅の標準は90mmですが、60mm、75mm、120mm、150mmなどがあります。

幅も広いほど1本の丸太から採れる量が限られるため、高価になります。しかし反面幅が広くなると、材の膨張・収縮が大きくなります。

また無垢フローリングの標準的な厚みは15mmが多いですが、8mm、12mm、18mm、20mm、輸入物では22mmなどもあります。

やはり厚みが増すほど高価になります。

グレードの表記の仕方は広葉樹と針葉樹で違いがあり、表記名も各メーカーによって違いがあります。

グレーディングの基準は、節やミネラルステインの有無、辺材の混入の程度によってランク付けがされます。ランク付けといっても性能の評価ではありません。

性能は同じでも、無垢材の表面に現れる節の大きさや数、ミネラルステインの度合い、辺材の混入による色の違いの程度など、無垢材表面の表情の違いによるものです。

1本の丸太から採れる、節やミネラルステイン、辺材を含むことのない均一な色合いの無垢材は量が少ないため、価格は高くなります。

最近は節や色の違いなども無垢材ならではの個性や味わいとされ、ナチュラルなインテリアテイストを好む方に人気があります。

また、同じ品質の無垢フローリングがお求めやすい価格のため、コストパフォーマンスに優れたおすすめの商品です。