意外と知らない豆知識!テーブルクロスの役割
レストランやカフェ、一般家庭でもよく使われるテーブルクロスですが、その本当の役割ってご存知でしょうか?今では想像がつかないテーブルクロスの元々の役割や、意外と知らないテーブルクロスを敷くメリットもご紹介します!
テーブルクロスの歴史
テーブルクロスの起源は明確になっていませんが、8世紀頃のヨーロッパではすでに存在していたと言われています。
今ではインテリアとして使われるテーブルクロスですが、昔は食事で汚れた手や口を拭く役割でした。
8世紀から13世紀のヨーロッパにはナイフやフォークがなく、たとえ貴族であっても手でつかんで料理を食べ、その汚れをテーブルクロスで拭うという習慣だったようです。
日本にテーブルクロスが普及したのは、明治時代に入ってからとされています。
明治維新後、西洋の文化が日本の暮らしに大きな影響を与えはじめ、テーブルに料理を置き、椅子に腰掛けて食事をするようになると同時に、テーブルクロスも使用されはじめました。
テーブルクロスの役割
テーブルクロスの役割として第一に挙げられるのは、テーブルの保護です。
ダイニングテーブルなど毎日使うテーブルは特に、飲みこぼしや食べこぼし、コップやお皿を置く際に付いてしまう傷などが積み重なり、使用年数と共に劣化してしまいます。
それらを保護する役割として、テーブルクロスは優秀です。綿などのテーブルクロスであれば、汚れてもすぐに洗濯ができるためメンテナンスも簡単。
さらに、撥水加工を施したものならサッと水拭きするだけで汚れが取れ、また、テーブルまで水分が染み込むことも防いでくれます。
テーブルクロスを敷くことで、食器やナイフ、フォークの音を防ぐことが出来ます。食事中に相手が不快になるような音を立てないようにするのは、テーブルマナーとして大切ですよね。
フレンチやイタリアンなどのレストランでテーブルクロスが敷かれているのは、テーブルに物を置くときの音を防いだり、ナイフやフォークが滑って下に落ちないようにする役割も担うためです。
また、テーブルクロスの下に見えないように敷いて使う「アンダークロス」というものもあります。アンダークロスを敷くことで、食器の音がさらに抑えられるだけでなく、テーブルクロス自体がズレにくくなる効果も。
素材は不織布や木綿のネル地など、表面が毛羽立ったものを使用するのが一般的です。
家具の保護やテーブルマナーとしての役割を果たすテーブルクロスは、インテリア性も抜群。一枚敷くだけでお部屋の雰囲気がガラっと変わり、簡単にイメージチェンジが出来るアイテムとして今でも人気があります。
今では北欧風のデザインや、カラフルなテーブルクロスも多くラインナップされ、レストランのようなエレガントな雰囲気だけでなく、ナチュラル系やシンプル・モダンなど様々なテイストのインテリアに合わせることが出来ます。
また、ランチョンマットやテーブルランナー(テーブルセンター)など、アクセントになるアイテムも増えテーブルアレンジの幅が広がりました。
昔は手や口の汚れを拭くために使われたテーブルクロスも、今では様々な役割を果たしている事が分かりましたね。
インテリアの一部として、大切な家具のキズや汚れ防止に、レストランなど格式ある空間でのおもてなしに、テーブルクロスは大活躍です。
また、撥水加工・防水・ズレ防止・抗菌など、機能性の高い素材や加工が施されたものもあり、用途に合わせて選ぶことができます。
普段使いはもちろんパーティーやアウトドアでも使えるテーブルクロスで、おしゃれで機能的なテーブルに変身させてみて下さい!
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