UV加工の生地素材とは

布生地・テキスタイルの機能や用語を知ろうUV加工の生地素材とは

どのようにしてUVカットできる生地素材を作っているのか?UV加工生地がどのようなものに使われているのかをご紹介。化学繊維だけでなく天然繊維でも可能な紫外線カット効果。UVカットの仕組みについて詳しく知りましょう。




 
UV加工の仕組み
金属微粒子を繊維に練り込む
 

酸化チタン、特殊セラミックなどの金属微粒子を繊維に練りこんでUVカットを実現します。これらの金属は紫外線を吸収するもしくは乱反射させ、肌の奥にダメージが到達しないようにさせることができます。
 
化学繊維ではこの方法ができますが、天然繊維の場合は紫外線を吸収する薬剤をつけて紫外線をカットする効果をつけます。





 
赤外線もカット
赤外線カット
  

他にも、糸の形を変えることで紫外線を反射しやすくする方法、金属の微粒子を練り込む加工を併用する方法など様々な加工パターンがあります。

 また、春夏衣料と言うこともあり、暑さを軽減するために太陽光線の中に含まれる赤外線も同時にカットするように加工されたものが多くなります。

 服を着ていても涼しさを感じられること、紫外線を聞いているだけでカットできることなどが人気の理由です。





 
どういったものに使われているの?
UVカット加工生地の使用例
 

日焼け防止グッズとして人気の日傘やアームカバーなどには、UV加工生地が使われいることがほとんどです。サンバイザーや帽子、あるいは後から焼けてしまう首を守るためにストールなど、UV加工されたものを選ぶことが多いです。

紫外線はブラックに近い色の方がカットできるのですが、ブラックに近い色を身に付けると、太陽光線を集めてしまい、非常に暑くなってしまいます。

そのため、ホワイトやパステルカラーなどの淡い色合いでも紫外線をしっかりカットできるようにUV加工生地が使われた商品がよく売れるようになっているのです。

また、春によく着る、体温調節のためのカーディガンや、肌寒い時に羽織るパーカー、ポロシャツやTシャツなどに至るまでさまざまなものがUV加工された生地で作られています。
 





 
インテリアもUVカット加工
インテリアもUVカット加工
  

さらに家の中で日焼け止めを塗らなくても紫外線カットできるカーテンやロールスクリーン、ちょっとお庭に出る時に使うオーニングなどもUV加工生地で作られたものが人気です。
 
日焼け止めを塗ると肌が密閉されたような違和感を覚えるケースもあるため、家の中で日焼け止めを塗りたくないという要望が多いことから、開発が進められてきました。

きれいな肌を守りたいという要望に応えるために開発されたUV加工生地。自分の普段使いたいアイテムを気に入った色のUV加工生地でDIYしてみてはいかがでしょうか。



   
生地で楽しむインテリアDIY

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