布生地・テキスタイルの豆知識チェック柄の種類と由来
チェック柄(格子模様)の布生地・テキスタイルの種類とその名の由来についてご紹介します。ギンガムチェック、タータンチェック、千鳥格子、グレンチェックなど、あらゆる世代に身近で人気のチェック柄を詳しく知りましょう!
チェック柄の種類を知ろう
どんな形であっても格子模様になった物をチェック柄と呼びます。
一般的に有名なギンガムチェック、千鳥格子、タータンチェック、グレンチェックはもちろん、アーガイル柄や日本の市松模様などもチェック柄に入ります。
ここでは代表的なチェック柄の4つの特徴をご紹介していきます。
ギンガムチェック
ホワイトともう1色のカラーで構成された同じ幅が格子状に組み合わされたチェック柄を指します。シンプルながら、ちょっとレトロな雰囲気もするかわいいチェック柄です。
タータンチェック
タータンチェックはレッドカラーの布に、ホワイト、グリーン、イエロー、ブラックなどを様々な幅を格子模様にしたチェック柄のことを指します。小物などに使うとアクセントになってかわいいデザインです。
千鳥格子
千鳥格子はその名の通り、千の鳥が飛んでいるような形が印象的なチェック柄のことを指します。基本的にはブラックとホワイトで構成されることが多く、帽子やスカート、最近ではワンピースなどに用いられることも多い人気のチェック柄です。
グレンチェック
大きさの違う千鳥格子とヘアラインストライプを組み合わせたデザインのチェック柄を指します。千鳥格子よりもさらに上品な印象を与えてくれるチェック柄です。
ウール素材であることが多く、マフラーやスカート、ワイドパンツやスラックス、コートなどに利用されることが多いです。きちんと感を演出してくれるので、大人向けのファッションになります。
チェック柄の由来
ギンガムはマレー語でストライプという意味を表す言葉に由来しています。イギリスのマンチェスターで18世紀中頃に織られたのが最初といわれていますが、今でもファッションには欠かせないデザインとなっています。
タータンチェックはご存じの方も多いかと思いますが、スコットランドに伝わる伝統的な格子柄です。戦争のときに敵と味方がすぐ判別できるようにする目的で作られました。日本で言う家紋や旗のような役割を持っています。
氏族を分けるタータンチェックや連隊用タータンチェックなど、現在でも様々な用途で使われている伝統的な模様です。
千鳥格子は、イギリスで生まれたファッションに欠かせない定番のチェック柄。英語ではハウンドトゥースチェックと呼ばれています。ハウンド(猟犬)の歯にその形が似ていることから名づけられたと言われています。
グレンチェックもスコットランド発祥のチェック柄。語源は、グレナカート家を表す柄だという説と、アーカート峡谷(グレン)で織られていたからという2つの説が存在しています。
ギンガムチェックやタータンチェックなど、グリーンが多い場所に映えるカラーのチェック柄を一枚持っていけば、途端におしゃれなアウトドアスタイルに変身してくれます。
撥水・防水などの機能付きの布生地もあるので、1枚用意しておくと遠足や公園までのピクニックなどにも使えて便利です。
普段身の回りに溢れているチェック柄。既製品だけを購入するのではなく、自分自身でDIYし、楽しむことでよりチェック柄の魅力や、活かし方に気がつけるはず。ぜひあなたも魅力を感じられるDIYを楽しんでみてください!
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