布生地・テキスタイルの豆知識ちりめん生地とは
ちりめんとは縮緬、もしくはクレープなどと呼ばれる表面に凹凸のある布生地のことを指します。和の雰囲気を持つちりめん生地は和室から洋室までフィット。たくさんの便利さを兼ね備えたちりめん生地の特徴や模様替えアイデアをご紹介します。
ちりめんとは縮緬、もしくはクレープなどと呼ばれる表面に凹凸がある布生地のことを指します。
古くから着物に使われてきた丈夫な布生地であるちりめんは、シワになりにくく、ポリエステルなどの化学繊維を使うことで水に強くなるなど、生活に適した特性をもつようになります。
普通の布と違うのは、縦糸に撚っていない糸を使い、横糸に2,000~3,500回/mの右撚り、左撚りの糸を交互に入れて織っている点で、右撚り、左撚りにより、布の表面に凹凸が生まれるという仕組みになっています。
糸の太さや素材などによって凹凸の形は変化しますが、表面が滑らかに見えるような細かい凹凸の生地でも、触るとかすかな凹凸を表面に感じることができます。
このように、糸に2,000~3,500回/m程度撚りを加える織り方をすることによって、布生地自体の丈夫さが高まります。
古くは絹で作られるちりめんが一般的でしたが、水に濡れると縮んでしまうという習性があるため、普段の衣類などには使いにくいという特徴がありました。
しかし、最近では化学繊維にを使用することで、そのデメリットをなくしています。縮みにくく、水濡れにも強いちりめん布生地が作られるようになってきているのです。
特に、ポリエステル素材を使っているちりめん生地は、水にも強く、縮みません。また、シワにならず、丈夫なので生活周りのインテリアで使うにはとても適した素材と言えます。
衣類にもインテリアにも使いやすい、おすすめのちりめん生地をご紹介します。
和調合織オニチリメン JM-1192
大きいシボりが特徴。強撚糸を使用した丈夫な生地。ポリエステル100%で、ほどよい厚みがり、静電気抑制機能が付いています。
和調合繊中シボチリメン FK-1107
シボり感を抑えた上品なちりめん布生地。表面は細かい凹凸で、優雅でしなやかな印象を与えます。和の趣に合うカラーバリエーションです。
ちりめん生地の強度や水に強い性質などを活かして、衣類だけではなく、インテリアもDIYしてみてはいかがでしょうか。
劣化してきた椅子の生地をちりめん布生地に変えるのもおすすめです。ちりめん生地は強度があり、水にも強いので今までよりも扱いやすくなるのが嬉しいポイントです。
大きなもののカラーを変化させる、無地の壁にウォールデコレーションをDIYして飾るだけでも、ちりめん生地なら洋室・和室両方にフィットするインテリアになるはずです。
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