ズレやめくれのストレスから解放!カーペットを床に固定する方法
カーペットを敷いたけどすぐにずれてしまう、カーペットの端の方がめくれて足が引っかかってしまうということはありますよね。カーペットを動かないように簡単に固定できる方法から、プロの施工方法まで、ここでは、カーペットのめくれやズレを防ぐための固定方法を紹介します。
カーペットは大きいほど摩擦と重量でズレにくい
カーペットを部屋全体に敷き込み、テーブルやソファなどの大きな家具が乗ると、ずれることはほとんどありませんが、さらに固定させたい場合は、いくつかの方法があります。
グリッパー工法や直貼り工法といった方法で施工すれば、カーペットを床面にしっかりと固定することができます。
同じカーペットでも、センターラグや玄関マットのようにサイズが小さくなると、掃除機をかける時などに一緒に動いてしまうことも。その場合は、手軽な吸着テープや滑り止めシートを使うことでずれにくくなります。
固定に適した裏面素材はジュート
カーペットの裏面を確認してみましょう。
カーペットの表素材にウールやナイロンがあるように、裏面素材もカーペットによって様々です。主な裏面素材としては、不織布やジュート、PVCや特殊繊維などがあります。
カーペットをグリッパー工法もしくは直貼り工法で施工する場合、裏面がジュート素材のものが最適です。
逆に、フローリングや畳に直置きする場合は、不織布の方が床面に傷が付きにくくなります。直置きの場合は、滑り止めシートやカーペット用の固定テープを使用することをお勧めします。
裏素材がジュートのカーペットをPICK UP!
手軽にできるカーペットの固定方法
両面テープ
カーペット用両面テープの中でも、裏と表で粘着力の強さが違うものがおすすめです。床面にはやさしく、カーペットにはしっかり粘着するので、ずれにくくなります。
吸着テープ
裏面が吸着素材なので、床面にのり残りしません。滑り止め効果で、ラグマットがずれにくくなります。マットと一緒に洗濯できるものもあり、お手入れも楽ですね。
滑り止めシート
フローリングなどの滑りやすい床とカーペットの間に挟み込むだけの不織布やネット上のシートを使う、とても手軽な固定方法です。
リビング、子供部屋のラグカーペットや玄関マットなど、フローリングに直置きで部分的に敷いている場合は、滑ってずれてしまうことも多いと思います。
カーペットは本来、家庭内事故に最も多い転倒事故の予防対策のアイテムとしても有効なものなので、滑って転んだり、カーペットの端のめくれに足が引っ掛かからないためにも、手軽にできる滑り止めシートなどを活用することをお勧めします。
ボンドを使って固定する
直貼り工法
ボンドを使って直接、床面に貼りこんでいく方法です。
表面がフラットに仕上がり、摩擦抵抗が減るので耐久性が高まり、施工後のシワやタルミもほとんどなく、きれいに仕上がります。
階段に施工する場合は、安全性も考え、タルミの出ない直貼り工法が適しています。
使用するボンドは、一般的にラテックス系のボンドを使用します。
モノボンド工法
「モノスラブ」と呼ばれる厚さ約5mmのフェルト(アンダーレイ)を下地床とカーペットの間に敷き、下地床とモノスラブ、モノスラブとカーペットをいずれもモノボンド接着剤で固定する工法です。
表面がフラットできれいに仕上がりますが、請け負う業者が少なく、グリッパー工法や直貼り工法に比べると費用もかかるため、国内でモノボンド工法が行われるのは少ないようです。
グリッパー工法
グリッパーと呼ばれる釘の出た角材に、カーペットを工具で引っ張って引っ掛けるように施工します。
専用工具を使うのでDIYをするには難易度が高く、専門の業者に依頼して工事を行うことがほとんどです。カーペットを引っ掛けて留めるだけなので、ボンドで固定したものよりは貼り替えがし易くなります。
6畳の部屋を貼り替えた場合、費用は3~4万円が一般的です。
部屋の寸法や形に合わせてカーペットをオーダー製作すれば、ズレやめくれをほとんど気にすることなく、快適なカーペット生活を送ることができます。
オーダーカーペットは費用がかかる…と思われがちですが、大きいサイズのラグや広い面にタイルカーペットを敷き詰める費用と比較してもほとんど変わらない場合もあります。
RESTAのオーダーカーペットなら、凹凸や円形など複雑な形のカーペットの製作をネットで依頼することも可能!
部屋の形に合わせて製作したカーペット敷き、補助的に固定するツールとして、吸着テープや両面テープを使うのが最もストレスフリーでおすすめの方法と言えます。
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