桃の節句に欠かせない、華やかな飾り雛人形の下に敷く「毛氈」の選び方
雛人形の下に敷いてある布を「毛氈」と言います。このページでは、雛人形に最適な毛氈の選び方を詳しく解説します!種類豊富な毛氈の中からぴったりの商品を選びましょう。
雛人形の下に敷く「毛氈」について
毛氈ってどんなもの?
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毛氈とは、羊毛などの獣毛を原料として作られた日本の伝統敷物のことです。
素材にウールを使用しており、高級感のある質感となめらかな触り心地が特長です。程よいクッション性があり、結納や神前式、茶道などの格式高い空間に使用されます。
雛人形の装飾に毛氈が必要な理由
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お雛様の装飾には毛氈が不可欠です。毛氈を敷くことで、雛飾りがグッと華やかな印象になります。また、専用のひな壇をもっていなくても、代わりの台やテーブルの上に敷くことで一気に彩ることができます。
見た目だけでなく、雛人形や飾りが倒れても、毛氈の程よいクッション性で衝撃を吸収するので安心です。ひな壇やテーブルに直接雛人形を置くよりも、滑りにくくなり安定します。
雛人形の毛氈の選び方
目的に合わせて選べる!
「毛氈」or「毛氈風フェルト」
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雛人形におすすめの敷物には「毛氈」と「毛氈風フェルト」があります。毛氈は羊毛などの獣毛を使って作られた敷物で、毛氈風フェルトはポリエステルやポリプロピレンなどの合成繊維を使って、毛氈の風合いや質感を再現したものです。店によっては、毛氈風フェルトも毛氈として販売されている場合がありますので、原材料をよく見て選びましょう。
毛氈と毛氈風フェルトの違い
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毛氈
毛氈は獣毛を使用しているため、肌触りが柔らかく、高級感のある質感です。毛氈の質感が損なわれてしまうため水洗いができない点がデメリットです。本物の質感にこだわりたい方には毛氈がおすすめです。
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毛氈風フェルト
合成繊維で作られていますが、毛氈の風合いや質感をリアルに再現しており、見ただけでは違いがわからないほどです。毛氈とは違い水洗いも可能なので、汚れてしまっても洗って繰り返し使うことができます。
敷き方に合わせて毛氈の厚みを選ぼう
お雛様におすすめの毛氈は緋色(赤)です。緋色(赤)には生命力や魔除けの意味があり、風水でも幸運を呼ぶ色とされ、おめでたい席にピッタリの色なんです。なによりも、雛人形・飾りをより一層華やかに際立たせてくれます。
毛氈の厚みは、ひな壇を覆うようにかけるなら1mm~2mm、ひな壇の段に合わせてカットして敷くなら3mmがおすすめです。
毛氈は程よい弾力性があるので、カバーするときは薄めの毛氈の方がサラッと扱いやすいです。段の幅に合わせてカットすると1枚が小さくなるので扱いやすくなり、雛人形が倒れた時も衝撃を吸収してくれます。
ただし、5mm以上になるとフワフワして、かえって雛人形が安定しづらくなるので注意しましょう。
切売りタイプなら七段飾りにもコンパクトな雛飾りにも対応
毛氈は切売りでサイズを選べるのが特長です。7段飾りでもコンパクトな雛飾りでも対応できます。また、厚みも選べるので、よりクッション性のあるものや、さらっと扱いやすいものなど好みに合わせてお求めいただけます。
雛人形を飾る台の大きさに対して、毛氈の幅や長さが足りないとすこしイマイチな見た目になってしまいます。台の大きさに合ったサイズに調整できるのは切売りの毛氈ならではのメリットです。
雛人形に最適な毛氈ラインナップ
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羊毛100%の上質な毛氈
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羊毛80%レーヨン20%の毛氈
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切売り対応の毛氈風フェルト
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1本売りでお得な毛氈風フェルト
毛氈のお手入れと保管方法
毛氈は天然素材を使っているため、丸洗いすると縮んだり風合いが損なわれてしまいます。日頃のお手入れは、掃除機でゴミを吸い取るようにしましょう。
もし毛氈が汚れてしまったら、濡らした布でトントンと叩くようにシミを落とし、乾いた布で水分を吸い取ってください。汚れが落ちないときは、中性洗剤を薄めたぬるま湯に変えましょう。ゴシゴシすると汚れが広がったり、布地が傷んでしまうので、軽い力でシミを落とすのがポイントです。
雛人形を飾った後の毛氈を保管するとき、畳まずに丸めて収納しましょう。畳んで保管すると折り目がついてシワになります。なるべくクルクルと丸めて保管するようにしてください。虫食いやカビが心配なときは、防虫剤・防カビ剤・除湿剤などと一緒に収納してみましょう。
古くなったら新調しよう
雛飾りの敷物に、いざ毛氈を出してみたら古くなって汚れていた・・・ということもありますよね。毛氈は羊毛などの獣毛を使っているため丸洗いすると縮んだり風合いが損なわれます。
もしどうしても気になる汚れやほつれがあるときは、思い切って新調するのがおすすめです。毛氈が新品になることで全体的に真新しい印象に変わります。
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