日差しと紫外線をカットするレースカーテン遮熱・UVカットカーテンの仕組みと効果
お部屋の強い日差しや紫外線をカットしてくれる、遮熱カーテンやUVカットカーテン。遮熱と断熱の違いや、UVカットカーテンがどれくらいの紫外線を遮るのかなど、具体的な機能を知っていますか?そこで今回は、遮熱カーテンとUVカットカーテンについて特長や効果をまとめ、使用場所や選び方についてご紹介します!遮熱カーテン・UVカットカーテン選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
遮熱カーテンの特長
日差しを反射して、室温を上げにくくする!
遮熱カーテンは、光を反射して室内の温度上昇を防ぐカーテンのことです。レースカーテンが主流で、日中のお部屋の明るさはそのままに、日差しによる暑さを和らげます。
一見、似たようなイメージのある断熱カーテンもありますが、室温を抑える仕組みに大きな違いがあります。断熱カーテンは「熱を伝えにくくする」のに対し、遮熱カーテンは「日差しを反射する」のが特徴です。
ちなみに、90%の遮光率があるドレープカーテンはとくに表記がなくても、遮熱性があります。
UVカットカーテンの特長
窓からの紫外線を70~90%カット!
UVカットカーテンは、レースカーテンの生地に光沢糸などを織り込み、紫外線を反射させるのが特徴です。その紫外線カット率は70~90%。遮熱カーテンと同様、レースカーテンが主流で、採光しつつ紫外線を遮れます。価格もリーズナブルですし、汚れたらまた洗えるので清潔に長く使えるアイテムです。
そもそも紫外線は屋外を100%とすると、窓ガラスごしでも約80%も室内に入ってきます。また、曇りの日は光が和らぐので紫外線も少なくなるように感じますが、実際は変わらないんです。
遮熱・UVカットカーテンの効果・メリット
インテリアの劣化か肌トラブルの予防に!
遮熱カーテンの効果は、日差しを反射して熱を上げにくくすること。UVカットカーテンの効果は、ヒトの肌トラブルや家具の色あせ・劣化の原因になる紫外線をカットすることです。
遮熱効果やUVカット効果のあるインテリアは、カーテンだけではなく窓ガラスやシートもあります。しかしながら、窓ガラスの工事は大がかりで費用も大きいですし、シートはデザインが少なく傷がつきやすいといったデメリットがあります。
遮熱カーテンやUVカットカーテンなら、価格もリーズナブルでデザインも豊富です。レースカーテンなので、外からの目隠しにも使えます。ヒラヒラと揺れる動きやヒダの凹凸もおしゃれなのでインテリアコーディネートも楽しめます。汚れたら洗えるので、キレイな状態で何度も使えるのもコストパフォーマンスが良いですね。
夏場や西日の強い場所におすすめ!
日差しや視線が気になる窓際に吊るそう!
遮熱カーテン・UVカットカーテンは、夏場や西日の強いお部屋など、日差しが強い場所で力を発揮します。各方面から日光が差し込むような窓が多いお部屋にレイアウトしても良いですね。
また、家具に日差しが当たりやすい場所や、小さいお子様がよく過ごす場所など、とくに日差しをカットしたい窓に吊るすのもおすすめです。
遮熱カーテンによる室内の変化
約10℃違うこともある!内装のベタつき予防に
メーカーにもよりますが、遮熱レースカーテンをつけた場合と何もつけない場合で、15分間光を当てて温度を測ったところ、約10℃も違ったという検証データがあります。
夏の強い日差しを浴びてインテリアの表面の熱が上がると、ベタつきが気になることも。塗料でペイントしたものは表面が剥がれたり、樹脂製品は変形したり、劣化することも少なくありません。
遮熱カーテンで日差しを反射してあげれば、熱による家具の劣化も気になりにくくなります。
日差しを反射!遮熱カーテン
UVカットカーテンによる室内の変化
内装や家具の色あせを防ぐ!よりキレイな状態で長持ちさせる
木や畳、プラスチック、革など、インテリアに使われるあらゆる素材は紫外線を浴び続けると色あせてしまいます。UVカットカーテンを吊るすと、家具の日焼けを抑えられ、より長く、キレイな状態で使うことができます。
家具や電化製品なら日差しの当たらない場所に移動することもできますが、フローリングや壁紙はそうもいきません。一度色あせてしまうと、塗装し直したり、張り替えたりとコストもかかってしまいます。
UVカットカーテンの中でも、とくにUVカット率の高い生地だと約90%の紫外線を遮れます。これなら毎日強い日差しが降り注ぐ床や壁へのダメージも限りなく減らすことができますね。
遮熱カーテン・UVカットカーテンの選び方
用途に応じてレースの透け感を選ぼう!
遮熱カーテンもUVカットカーテンもレースが主流ですが、一言にレースといっても透明感の違いがあります。
マンションの上階で外の景色を楽しみたいなら透明度の高い、遮熱・UVカットカーテンを選びましょう。見た目は透明に近いですが、遮熱用・UVカット用の特殊な糸を織り込んでいるのでしっかり日差しを反射し、紫外線をカットしてくれます。
マンションの下階で外からの視線が気になるなら、なるべく不透明なカーテンがおすすめです。不透明といっても、あくまでもレースカーテンですので、厚手のドレープカーテンのように暗くならず、自然に採光できます。
特に日差しが強いお部屋では、真っ白の生地を選ぶと、光が充満してまぶしく感じることも。明るさ控え目なカラーやグレイッシュな生地を選ぶと落ち着いた空間に仕上がりますよ。
遮熱・UVカットを兼ね備えた多機能レースカーテン!
レースが主流の遮熱カーテンとUVカットカーテン。遮熱は日差しによる熱を、UVカットは紫外線を遮るのが特徴です。
強い日差しで室温が上がるのを防いだり、人の肌トラブルや家具・家電・内装の色あせや劣化を予防するといった効果があります。
眺望を楽しむなら透け感のある生地を、目隠しするなら透明感の少ない生地を選んでみましょう。眩しさが気になるときは、グレイッシュなカラーを選ぶと自然に仕上がりますよ。
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