こんばんは。
みなさんは七夕の夜にどんな願いをかける予定ですか?
我が家のリビングは大きなテーブルを置くと狭くなるので、普段は小さなテーブルを置いています。
でも、冬場の鍋とか友達が来た時には小さなテーブルでは足りません。
ですので、大きめのテーブルがリビングの横の部屋でスタンバイしています。
今回はこの大きめのテーブルを紹介しましょう。
作ったのは2~3年前くらいだと思います。
いろいろな塗装の木材を寄せ集めたようなテーブルにしてみました。
木材は近所の製材所にある端材です。
なんと持ち帰り自由!
この木材にいろいろな方法で塗装をしたのですが、その中で一番凝った塗装をしたのが下の写真。
なかなかリアルなアンティーク感を出せたと思います。
アンティークな木材・古材って何なのかを考えてみましょう。
数十年の間、どこかで使い込まれてきた木材なわけです。
その生立ちはきっと、
1:無塗装の木材として生誕
2:きれいな塗装をしてお披露目
3:生活の荒波にもまれる
4:きれいに再塗装して再出発
5:まだまだ生活の荒波にもまれる
4と5を繰り返して立派なアンティーク木材になるのです。
きれいな塗装は「白ペンキ」、生活の荒波は「オイルステイン(ウォルナット色)と紙やすり」を使い、この過程を再現して塗装してみたのが今回の木材です。
再現時は「2」の工程を省きました。
工程が簡単になるとともにアンティークの雰囲気を出しやすくなるからです。
では順番にどうなるのか説明してみましょう。
1:無塗装の木材として生誕
きれいに製材された木材はまっすぐな平面を持っています。
3:生活の荒波にもまれる
表面が削れて汚れます。
木材にはやわらかい部分と固い部分があります。木の年輪をイメージしてみてください。
色の濃い部分は冬に成長した部分で堅め。
色の薄い部分は夏に成長した部分で柔らかめ。
ですので、自然な削れを再現するために、やすりで削るときに面で削ってはいけません。
あてものはせずに指先で木目に沿ってなぞるように削ります。
木材に凹凸ができたら、オイルステインで汚れをつけます。
4:きれいに再塗装して再出発
ペンキを塗った木材に凹凸があるというだけで、なかなかの雰囲気は出るものです。
5:まだまだ生活の荒波にもまれる
またまたやすりの出番となりますが、ここでのやすりの使い方は3の工程と異なります。
人が当たったり風雨にさらされているイメージで、手の平にやすりを当て全体をいろんな方向にまんべんなく削ります。
あとは、少しだけオイルステインを使って汚しましょう。
こうして木目柄がペンキとオイルステインで浮かび上がって来ました。
白いペンキの部分と木材が露出した部分に分かれます。
木材が露出した部分の中でも色の濃い部分と薄い部分がグラデーションになっています。
いかがでしたか?
やってみたくなったでしょう?
今回の手法によるコツとしては、
・やわらかい木材を材料とすること。(杉がおすすめ)
・やすりは粗目を用いず、細目(400番程度)を使うこと。
また、曲面布という種類のやすりを用いると柔らかいのでやりやすいです。
・2の工程のやすりで削る作業を根気よく。
手で触って凹凸があると感じ取れるようになるまで!
あとは、傷をあえてつけるのもいいですよ。金づちで叩いてみたり、
錆びた釘をさしてみたり、あえて釘打ち失敗したり、
ただ、傷をつけすぎると机として使いにくいですし、うさん臭くなるので注意しましょう。
これは本物の古材。
ご参考までに。
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